こんにちは。まるたです。
私、あんまり事件が起こらない映画が好きなんです。
殺人事件が起こったり、難病になったり、恋愛でドロドロしたり、家族で試練を乗り越えたり…
若い頃はそういうのも好きでしたが、年を取ると刺激がきつくて…(しょぼしょぼ)
なにしろ毎日家事と育児と仕事に追われ、ドキドキハラハラしている余裕もない。
ちょっとクスっと笑えて、安心して観られる映画が大好きです。
そんな人、あんまりいないんですかね…?
というわけで、私が繰り返し観ている大好きな映画を3本ご紹介します!
何も起こらないおすすめ邦画①堺雅人主演「南極料理人」(2009年)
西村淳さんの著書『面白南極料理人』と『面白南極料理人 笑う食卓』を原作とした2009年の映画です。
主演は「半沢直樹」の堺雅人さん。
映画撮影当時は36歳くらいですね。
第38次南極地域観測隊のメンバーとして南極大陸のドームふじ基地に派遣された8人の観測隊員たちの、非日常の中の日常を描いた作品です。
隊員たちは全員おじさん。
あっ、高良健吾さんだけ若いです。
あとは生瀬勝久さん、きたろうさん、豊原功補さん、古舘寛治さん、平林雅彦さん、黒田大輔さん。
立派なおじさんが揃っています。
堺雅人さん演じる「西村くん」は調理担当で、他のおじさんたちにもそれぞれお仕事の役割があります。
南極で歴史的な大発見をしたり、オーロラを見たり…
は、もちろんしません。
仕事以外の時間に何をしているかというと、西村くんに夕飯のリクエストをしたり、かき氷を作ったり、野球をしたりしています。
南極で(笑)
何も事件が起こらないんですが、滞在期間を重ねるにつれてみんなの関係が少しだけ深まっていくのがまたいい。
おじさんたちが真面目にふざけているのがいい。
空気感がいい。
そして、出てくる料理がみんな美味しそうでいい!
私はこの映画が好きすぎて、セリフを覚えるくらい観ています。
西村くんの奥さん役に西田尚美さん、娘役に小野花梨さんが出ていていい味を出しているのですが、最近小野花梨さんが、ドラマ「親バカ青春白書」や「初恋、ざらり」で活躍しているのでなんだか嬉しくなってしまいました。
堺雅人さんは、半沢直樹よりも西村くんのような役の方が私は好きだなぁ。
若い頃の堺雅人さん、カッコイイですよ^^
何も起こらないおすすめ邦画②「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」(2018年)
実はこの映画、最初は敬遠していました。
元ネタのYahoo!知恵袋の質問はなんとなく知っていて、その質問自体は面白いと思いましたが、「これをわざわざ映画にしなくても」と思っていたんです。
でもある時時間があったので見てみたら、面白い。
主演は榮倉奈々さんで、夫役が安田顕さんです。
安田顕さん演じる夫のじゅんが帰宅すると、榮倉奈々さん演じる妻のちえが、毎日死んだふりをしている。
仕掛けはかなり手が込んでいて、血糊や棺桶、手作りの小道具もたくさん出てきます。
驚くじゅんを見てご満悦なちえ。
じゅんは優しくて、ちえの演技に一緒に付き合ってあげたり、なにか不満があるのかと心配になったりしますが、それで夫婦仲に亀裂が入ることもなく。
榮倉奈々さんて、綺麗で背が高くてスタイル抜群で、「可愛らしい」よりは「かっこいい」というイメージだったのですが、この映画ではひたすら可愛いです。
こんなにこにこした天真爛漫な奥さんがいたら幸せだろうな~。
安田顕さんいいな~。
それだけで二時間楽しめてしまいます。
そしてもちろん、安田顕さんの温かみのあるコミカルな演技もめちゃくちゃいいです!
私は、初見から二日間で3回も観てしまいました(笑)
夫婦仲は良好ですが、強いて言えば、じゅんの後輩夫婦にはある諍いが起こります。
後輩夫婦は大谷亮平さんと野々すみ花さんが演じていますが、最初は大谷亮平さんでなく小出恵介さんがキャスティングされていたみたいですね。
小出さんが事件で降板したので大谷さんになったようです。
小出さんが演じていたらまた違った印象のシーンになっていたかもしれませんね。
榮倉奈々さんのファンでない方も、見たらきっと好きになってしまう、そんな映画です。
榮倉・安田コンビのほっこりコメディ、おすすめです!
何も起こらないおすすめ邦画③「間宮兄弟」(2006年)
原作は江國香織さんの小説ですが、そちらは未読です。
今度、読んでみようかな。
30歳を過ぎても二人で暮らしている、兄・明信と弟・徹信。
女性に縁はないけれど兄弟仲は良く、家で一緒に映画を見たり全力で野球を観戦したりと、楽しく日々を送っています。
ビール会社に勤める兄を佐々木蔵之介さん、小学校の校務員をしている弟をドランクドラゴンの塚地武雅さんが演じています。
佐々木蔵之介さんはパリッとしたイメージの役者さんですが、この作品では長身で人のいいお兄さんそのもの。あれだけルックスがよければモテるでしょうにね。というのは置いといて。
対照的なのが、ぽっちゃり体型な弟役の塚地さん。優しい感じがまさにはまり役!
このデコボココンビな感じがとてもいい。
おじさん二人が、焦らず、腐らず、丁寧な暮らしをしているのが見ていて心地よい。
この作品はもう一つ見所があります。
それは他の出演者たちも豪華すぎること!
間宮兄弟がカレーパーティーに誘う本間姉妹の、姉役が沢尻エリカさん、妹役が北川景子さん。
弟の勤務先の女性教諭に常盤貴子さん。
間宮兄弟の母が中島みゆきさん!
その他にも、出番はそんなに多くないものの、高嶋政宏さん、岩崎ひろみさん、佐藤隆太さん、戸田菜穂さん、加藤治子さん、広田レオナさん。
あ、ドランクドラゴンの鈴木拓さんも出てきます。
豪華すぎません?
2006年の沢尻エリカさんと北川景子さんなんて、カワイイ!としか言いようがありません。
中島みゆきさんも強烈なキャラが似合っていて面白いです。
カレーパーティーをしても、その女性たちと特に進展しないのがいいんですよね…。
「こんな兄弟ありえん。気持ち悪い」という感想も散見しますが、私は好きです。
何も起こらないおすすめ邦画まとめ
私のお気に入り映画3本をご紹介しました!
書いてみると、オジサン率が高いですね…。
何も起こらない邦画といえば、「かもめ食堂」も有名ですが、こちらは私的にはちょっと、クスッが足りませんでした。
小林聡美さん、大好きな女優さんなんですけどね。
何も起こらないけどクスっと笑える映画、頭を働かせなくても見られるところがいいですよね。
お時間があれば是非どうぞ♪