💡休む大切さはわかったけれど、5分すら難しいあなたへ
家事に育児に仕事、毎日本当にお疲れさまです。
前回の記事(【ひとり親 限界】心の処方箋)では、「疲れた」という事実を認め、罪悪感ゼロで休むことの大切さをお伝えしました。
しかし、「休むのが大事なのは分かっているけれど、なかなか時間が取れない」「子どもや仕事、家事を放って休むことに強い罪悪感を覚える」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、頑張り屋のひとり親であるあなたが、「たった5分」あればどこでも実践でき、しかも「罪悪感ゼロ」で心身をリフレッシュできる具体的なクイック休息法を5つご紹介します。
📌 なぜ「たった5分」の休息がひとり親に必要か?
長時間のリラックスタイムを確保するのは、ひとり親にとって至難の業ですよね。だからこそ、「5分」という短時間で、効率的にエネルギーを回復させることが大切なんです。
エネルギー切れを防ぐ「小まめな給油」の概念
私たちの体は、車の運転と同じなんです。ガソリンが完全に空になってから慌てるのではなく、少しずつ燃料(休息)を注ぐ必要があります。
たった5分の休息は、あなたが完全に燃え尽きてしまうのを防ぐための「小まめな給油」です。これを積み重ねることで、夜の寝落ちや週末にぐったり完全燃焼するのを回避できますよ。
罪悪感を生まない「区切り」の重要性
長時間休むと「その間にやるべきことがあったのに…」という罪悪感が生まれてしまいます。
でも、「5分だけ」とタイマーで区切ることで、「これはリフレッシュという名のタスクだ」と脳に認識させやすくなります。これで、罪悪感をぐっと減らせるんです。
💡 罪悪感の根っこ:この罪悪感の根源や解消法については、前回の記事で詳しく解説しています。まだ読んでいない方は、ぜひこちらをご覧ください。
✨ 家事・育児の合間にできるクイック休息法5選
たった5分で疲労回復を実現するための、具体的で簡単なテクニックをご紹介します。
1. 【休息法1】「1分間呼吸法」で思考をストップ!
- 実践タイミング:お茶を沸かしている間、洗濯機を回し始めた直後
- 方法:椅子に座るか、壁に寄りかかり、目線を下げます。タイマーを1分にセットし、息を吸う時間(3秒)よりも吐く時間(6秒)を長くすることを意識して、ゆっくり深呼吸を繰り返しましょう。
- 効果:頭の中を支配する「あれもこれも」という思考をクールダウンさせます。不安やタスクリストから一時的に解放され、強制的に「今」に意識を集中できますよ。
2. 【休息法2】キッチンでできる「背伸びと深呼吸」
- 実践タイミング:料理の待ち時間、食器を洗い終わった瞬間
- 方法:腕を組み、頭の上でぐーっと大きく背伸びをします。そのまま、息を「ふぅー」と長く吐きながら、身体を左右にゆっくり傾けます。身体を伸ばすことよりも、息を吐き切ることに集中しましょう。
- 効果:凝り固まった肩や肋骨が広がり、血行が改善されて脳に新鮮な酸素が送られます。体がシャキッとしますよ!
3. 【休息法3】あえて「子どもの好きな音」を5分聞く
- 実践タイミング:子どもが少し集中して遊んでいる時、通園・通学の送迎中
- 方法:ヘッドホンやイヤホンで、子どもが好きな曲や童謡を5分間だけ聞きます。
- 効果:自分の好きな曲だと「ノリノリで頑張ろう!」という意識が働きがちですが、子どもの好きな音なら「子育ての一環」という感覚で休息が取れます。不思議と罪悪感が大幅に軽減されますよ。
4. 【休息法4】スマホから離れて「窓の外」を5分眺める
- 実践タイミング:寝かしつけが終わった直後、ソファに座った瞬間
- 方法:スマートフォンを手の届かないところに置き、窓の外の景色、空、または目の前にある観葉植物など、静かなものをただ5分間ぼーっと眺めます。
- 効果:SNSや情報収集から意識的に離れることで、脳の最もエネルギーを消費する部分を休ませます。情報をシャットアウトして、脳を休ませてあげましょう。
5. 【休息法5】寝る前の5分で「感謝ノート」を書く
- 実践タイミング:就寝前の最後の5分
- 方法:ノートやメモ帳に、その日あった「小さくて良いこと」を3つ以上書き出します。「子どもの笑顔」「コーヒーが美味しかった」など、何でも構いません。
- 効果:ネガティブな出来事に引っ張られがちな心を、ポジティブな要素で締めくくることができます。ぐっすり眠れるようになり、翌朝の目覚めが良くなる効果も期待できますよ。

✅ クイック休息を習慣化するための3つのコツ
5分の休息を長引かせて後悔しないために、以下のコツを試してみてくださいね。
コツ1:タイマーを必ずセットする
「5分だけ」という制限時間が、休息が長引くことへの不安や焦りを解消してくれます。アラームが鳴ったらスパッと切り上げ、次のタスクに移る習慣をつけましょう。これが罪悪感ゼロの最大の秘訣です。
コツ2:「何もしていない時間」は作らない
休息を「無駄な時間」と捉えがちな方は、「リフレッシュという重要なタスクをしている時間だ」と意識を切り替えましょう。休息も、エネルギーを補充する立派な仕事です。
コツ3:公的支援窓口を知っておく安心感
どうしても疲れが取れない、精神的に辛いと感じたら、無理せず専門家の力を借りてください。心の健康を保つことも、大切な子育ての一環です。
🌈 まとめ:自分を大切にすることが、最高の子育て
たった5分のクイック休息は、あなた自身の心と体を守る最高の防御策です。
罪悪感を抱く必要はありません。あなたが元気でいられることが、子どもにとって何よりも大切で安心できる環境です。
まずは今日、ご紹介した5つの方法から、最も簡単にできるものを一つ選び、5分タイマーをセットして実践してみてください。あなたの休息を心から応援しています!

